冬の生きものの姿(昆虫)

事業担当の梶野です。
桜が開花し始め、春らしい季節になってきました。
今日は、冬から早春にかけて見かけた昆虫をご紹介します。
冬は、「生きものがあまりいないからつまらない…」という印象がありますが、良く観察すると、葉の裏や枯草の下などで、じっと春を待つ生きものが沢山います。
まずは、キタキチョウです。レモン色をしていてとても美しいチョウです。
冬に蝶々・・・?と思われるかもしれませんが、種類によっては成虫の姿で越冬する蝶もいます。チョウの一部には春型(春に羽化)、夏型(夏に羽化)と秋型(秋に羽化)があり、越冬できるのは秋に羽化した秋型の個体です。

続いて、ウラギンシジミです。名前の通り、羽の裏は美しい銀色をしています。とても独特なチョウで、チョウといえば花に集まってきて蜜を吸うイメージですが、ウラギンシジミは、なんと腐った果実や動物の死骸、獣糞の汁を吸い栄養をもらっています。

次にゴマダラチョウの幼虫です。このチョウは、幼虫の姿で冬を越します。春から秋の間は、体は緑色ですが、秋になり気温が下がると、自分で体の色を枯葉と同じ茶色に変化させ、天敵から身を守るために擬態します。擬態した姿は、食草であるエノキの葉、幹にそっくりで、よく見ないと見つけられません。

最後に、ミノムシをご紹介します。ミノムシは、ミノガという蛾の幼虫のことです。名前の由来は、日本伝統の雨具である蓑に似ているからだといわれています。この蓑は、幼虫が天敵から身を守るために一生懸命落ち葉のかけらなどを探して作ったものです。近年では数を減らしていますが、緑地が減り材料である樹木や葉っぱが少なくなったことや、ミノムシに寄生するヤドリバエが原因だと考えられています。

散歩のついでに観察してみると、意外と生きものを見つけることができます。
皆さんも散歩のときに、観察してみてください。

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