こんにちは。インターンのジェームスです。
私の留学先である国際基督教大学では梅の花が咲き始めています。私は二月に日本にいるのは初めてなので、初めて見る景色に感動しました。教室がある大学本館に向かって歩く時は授業に遅刻しそうで余り眺める余裕がないのですが、授業終わりの帰り道にこの疲れ切った私をそっと励ましてくれるのは梅の花です。
梅の花を見ると、ついウグイスも期待している自分がいます。年末年始に家族と花札を遊び過ぎたせいなのかしら。大学の梅の木にはウグイスは寄り添ってこないのですが、先週から少しずつ赤色の短冊が現れ始めました。まさかの「赤短」を発見しました!この小さな幸せは周りの大学生にあまり共感されなくて、少しだけ切なく感じました。
周りの人はみんな桜が咲くのを楽しみに待っていて、今これほど綺麗に咲いている梅の花を見ていません。とても残念です。
他に身近にある美しいものはどれほど世間に見逃されているのでしょうか。手が届かないほど遠い幸せが待ち遠しくなっている人々は、気づかぬ間にどれほど手に届く幸せを見落としているのでしょうか。
私は桜だけでなく、梅もたのしみたいと思います。