11月15日(火)、生きもの部会主催の高尾山生き物観察会を開催しました。
生憎の天候に、ギリギリまで検討いたしましたが、集合時間には雨も上がったので実施いたしました。
参加いただいた皆さんは、樹木、野鳥、昆虫などなど出てくる生き物は何でも観察してやろう!という強い意気込みで、寒さも忘れ、熱心にメモをとられていました。
当初の予定では、紅葉を楽しみながら川沿いの6号路で登山と考えていましたが、しっとりと濡れた路面の状況から、急遽、1号路に切り替え、杉の大木や暖温帯林のアカガシやウラジロガシなどの珍しいカシの仲間やカゴノキなどをじっくり観察しました。時折聞こえるヤマガラやウグイスの地鳴きを聴きながら、樹木に関する濱野先生の興味深いお話を楽しみました。
当日は、ヒイラギの白い花がとても印象深い良い香りを漂わせていました。
当初は山頂にてお昼ごはんを、と企画しておりましたが、皆さまの観察の熱心さに、行程が進まず、なんとリフトの駅でお昼となりました。
昼食後はブナ、イヌブナの違いなど、冷温帯林の景観を楽しみながら、ゆっくりと登り、薬王院の境内まで。境内ではカエデの紅葉が出迎えてくれました。ここで残念ながら時間切れとなり、山頂を目指すのはあきらめ、薬王院で解散、あとは自由行動としました。中には山頂を目指す方もいらっしゃいましたが、ほとんどの方がたくさんの情報を頭の中で処理しながら、ケーブルカーで下山されました。