3月11日の午後2時から、国立天文台内の絵本の家にて、森のおはなしがありました。
今回のテーマは冬芽の芽吹きについて。落葉樹は、冬の間、葉を落として休眠していますが、少しづつ暖かくなってくると春の兆しを感じ取って、芽吹きを始めることを実物の枝を見て頂きながら解説しました。また、冬芽の形や葉痕(ようこん)の形が動物の顔に見えたりすることも紹介しました。小さな冬芽や葉痕をルーペを使って観察、モフモフの暖かそうなコートを着たコブシの冬芽に参加してくれた男の子が「あったかそう~」とびっくりしていました。ちょうど11日の午前、絵本の家のコブシの木が一輪目の花を開花させたそうです。
春は一歩ずつ歩みを進めていますね。
モフモフしたコブシの花芽の芽鱗を触ってもらいました。
暖かそうなコートを脱いで、一輪目のコブシが開花!
様々な冬芽(左上からマユミ、アワブキ、ヤマブキ、左下のドウダンツツジ、ネジキ、コブシ(葉芽)、オニグルミ)