丸池の里は、仙川流域の勝渕神社、湧水池である丸池など市民生活と密接に関わりながら地区の歴史を培ってきた地域です。
しかし、昭和40年代になって湧水池が埋め立てられ、丸池と市民生活との結びつきが薄れてしまいました。
そうした中、地域の多くの市民から丸池の復活を望む声が上がり、平成8年に「丸池復活プランづくりワークショップ」が始まり、延べ1000人もの多くの市民が参加したこのワークショップのプランを基に丸池は平成12年(2000年)に復活しました。
里の中には、復活した丸池、雑木林、はらっぱが公園として、構成されており、都市型ビオトープとして多くの動植物がいます。
また、勝淵神社と武蔵野の雑木林との一体となった空間は、都市の中でも静けさを感じられます。
丸池の里は、鎮守の森など都市に残された故郷の自然や身近な親水空間の魅力にあふれています。
丸池わくわくまつり
丸池の里で、毎年10月の第4日曜日(原則)に開催される秋まつりです。
「丸池の里わくわく村」が中心となって、東三鷹学園、鷹南学園の小中学校、PTAやおやじの会、近隣自治会が協力して運営しています。
里の中に位置する勝渕神社の境内では模擬店の販売、本殿では新川ばやしの演奏、公園内では子どもを対象とした遊びや中学生の吹奏楽の演奏など、里一帯がおまつりで盛り上がります。
公園の小川を利用したドジョウつかみなど、自然を利用した遊びも魅力のひとつです。
丸池の里わくわく村
丸池復活プランづくりワークショップの運営委員会を母体として、平成12年の新川丸池公園開園の年に誕生しました。
「丸池わくわくまつり」や自然観察オリエンテーションの「丸池ツアー」といった事業や丸池を題材とした地域の小学校の授業との連携など地域の子ども達へ丸池の自然を大切にする活動を広げています。
また、公園内の水田での米作りには、地域の4小学校の5年生が授業として参加して、代掻き、田植え、稲刈りを体験しています。
平成22年には開村10周年の記念事業として、丸池のかいぼりを行いました。
新川丸池農園維持管理
丸池の里内の畑を周辺に馴染んだ農の風景として維持するために、収穫体験を行える農園として管理しています。
収穫した野菜は、子どもたちに土や緑に触れる機会を作るため、「丸池親子収穫体験」として年3回の収穫体験を開催しています。
・・・詳細:親子体験農園については、こちらをクリック
所在地
東京都三鷹市新川5-1-8
交通アクセス
JR三鷹駅から「野ヶ谷」行バス、「丸池公園入口」下車すぐ