7月21日(木)大沢の里内の国分寺崖線緑地で緑のボランティアの定例活動をおこないました。
観察路沿いの雑木林ゾーンには希少な野草も多くみられることから、下草刈りは冬期に実施することとし、七中脇の斜面林部分をすっきりとさせました。このあたりの雑木林は薪炭林として周期的に伐採されていたのですが、戦後ライフスタイルの変化により薪炭の需要が無くなり、70年間切られておらず、クヌギヤコナラ等の落葉樹は樹高15mを超える大木になっています。このため、すっかり林床が暗くなって、シラカシ、アオキ、シュロ、トウネズミモチ、ヤツデ、タブノキ、ユズリハなどの耐陰性の強い常緑樹がうっそうと茂ってしまっています。また、近くの竹林からモウソウチクが侵入しています。多様性豊かな雑木林の姿を取り戻すため、少しずつ植生を管理しています。