1月下旬に、花と緑の広場のバラと宿根草ゾーンでバラの剪定を行いました。
バラゾーンでは、木立性やつる性などのバラが12種類あり、農薬や薬剤などを使わずに育てています。
剪定は夏にも行いますが、冬に行う作業は、バラを1年間元気に育てるためにはとても重要です。
バラの休眠期である寒い時期に、夏よりも剪定と誘引をし、枯れ枝も除去して、枝をきれいに整理する作業をしていきます。
バラには鋭い棘があるので、怪我をしないように気を付けつつ、バラの枝も傷まないようにしながら作業するので、とても根気のいる作業です。まずは全体の枝の様子を観察して、切る枝、残す枝を見極めて剪定を進めていくため、最初は少し難しいかもしれません。コツをつかむと、さくさく剪定が進み、あっという間に作業が終わります。
寒肥は、バラにとって栄養補給だけでなく、土がやわらかくなり、水もちや水はけがよくなる効果があります。
バラの株から30~40cm離れた場所に、深さ60cm、幅30cm程の穴を2~3か所掘り、肥料、馬糞(牛糞も可)、腐葉土を土と良くかき混ぜて穴に入れます。
株から少し離れた場所に肥料をあげることで、土の中でゆっくりと分解され春先から栄養を吸収しはじめて効果がでてきます。あまり株の近くに肥料をあげてしまうと直接根っこにあたって根っこが傷んでしまうことがあるそうです。
冬は葉もなく寂しい感じですが、5月頃には綺麗なバラが満開になり、香りも楽しめますし、様々な色のバラもあるので来園された方の目を楽しませてくれると思います。
花と緑の広場にいらっしゃった時は、是非バラと宿根草ゾーンに立ち寄ってみてください。